2月25日 (2-2) クレムリンで散歩 (2) 聖堂広場

クレムリンの中心にある聖堂に囲まれた広場。まわりを取り囲む豪奢だけでない存在感ある聖堂群に圧倒されました。すごいな…。


ここには、かつてのロシア帝国の国教大聖堂である「ウスペンスキー大聖堂」、その裏にあるフレスコ画がすばらしい「リザパラジェーニヤ教会」、歴代のロシア皇帝墓所となっている「アルハンゲルスキー聖堂」、内部をフレスコ画、イコンが埋め尽くす「ブラゴヴェシチェンスキー聖堂」がありました。

ウスペンスキー大聖堂 (Успенский собор, 聖母昇天聖堂)・リザパラジェーニヤ教会


ウスペンスキー大聖堂。荘厳で美しい。右手はパトリアーシェ宮殿、左に小さくリザパラジェーニヤ教会、その左がグラノヴィータヤ宮殿。


現在のウスペンスキー大聖堂は、1474年にそこに立っていた聖堂が地震で倒壊した後に、1479年に再建されたもの。
かつては国教大聖堂で歴代皇帝の戴冠式が行われ、現在デャロシア連邦大統領の就任式もここで行われているそう。
内部もすごい豪奢で、イワン雷帝玉座、皇后の座席が配置してあったり、壁面、柱にはイコンやフレスコ画が敷き詰められ、頭上には、ナポレオン軍から奪い返した金銀から作った銀のシャンデリアがかがやいていました。


ウスペンスキー大聖堂入り口には、ちょうどリザパラジェーニヤ教会の入り口が。小さい入り口なので、見落としてしまいそうでした。ちょうど、他の観光客が入っていくのを見て、もしかして入れる所なのかしら?と思ったら、それがリザパラジェーニヤ教会の入り口でした。



17世紀に描かれたフレスコ画



大砲の皇帝側からみた、ウスペンスキー大聖堂

アルハンゲルスキー聖堂

イタリアン人アレヴィズ・ジェニアによって1505~1508年にかけて建設された聖堂。中は、歴代のモスクワ公、ロシア皇帝の遺体安置所となっていて、棺がならんでいました。
聖堂の名前は、軍の守護聖人、大天使アルハンゲル・ミハイルからとられているとのことです。



アルハンゲルスキー聖堂の入り口。ここにもフレスコ画が飾られていた。

ブラゴヴェシチェンスキー聖堂

9つのドームを持つ聖堂。イワン大帝が1484~1489年に建立させた皇帝の私的な教会だそうです。
ここはイコノスタスが有名だそうで、もう溜め息をつくだけ。みとれてしまいました。すばらしい。イコノスタスとは、教会内部を一般信者が礼拝する場所と至聖所とを隔てるイコンの壁のことだそうです。



ここもフレスコ画が敷き詰められている。

武器庫


クレムリンの散歩の最後は武器庫。
ここは写真は無し。16時半から見学が出来た。
武器庫という名前だけど、なかは歴史博物館。
戴冠式で着たドレスとかを見ながら、ウェスト細すぎだろーなどといいながら、豪華さに吃驚しながらひと回り。
色々と細工が施された馬車とかも展示してあって、これらは触っちゃダメで、人が近づくとブザーが鳴るようになってた。で、馬車の展示してある部屋に入ると、なんだか電子音が鳴りまくってる。…みんな馬車に触り過ぎだろー。



最後は日本語で書かれたクレムリン観光案内本を買って、こうしてクレムリンでの散歩はオシマイ。
ワシリー聖堂の見学が5時半までだった気がする!ボロヴィツカヤ塔からでて赤の広場に向かいました。
…きれいだった—…



この時のルートはこちら
http://maps.google.com/maps/ms?ie=UTF8&lr=lang_ja&hl=ja&msa=0&msid=109222561526830864828.00044811fd49e352bf5b1&ll=55.750944,37.615803&spn=0.006062,0.01545&t=h&z=16


アルバムはこちら

2/25, 4th day (2) クレムリンで散歩


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